360°

PRODUCT DESIGN

 

 

360°/ STOOL

2009 / DESIGN TIDE TOKYO

本を360°開くようにして生まれるスツール。

椅子は世の中にあふれている。新たに作る必要は無いのではないかとさえ思えてくる。デザイナーが言うべきことではないのかもしれないが、これが椅子をデザインするうえでの今回のテーマとなった。普段は完全にその姿を消し去り、既に存在する椅子だけでは足りなくなった際に登場する第三の椅子。パブリックスペースでは折りたたみのパイプ椅子などが既に存在しているので、住宅などのプライベート空間を想定して本棚に収納できるサイズとした。閉じて収納されたスツールは開いて空間に咲く花となる。素材は10ミリのフェルトに樹脂を含浸させ椅子としての強度を実現している。 

CATEGORY : PRODUCT DESIGN
DESIGN : ATSUSHI SAKAI / CLIANT : GRAVITY / YEAR:2009